今回は埋没費用効果(サンクコスト効果)に注意しようというお話します。
目次
埋没費用効果(サンクコスト効果)とは?
埋没費用効果(サンクコスト効果)とはすでに浪費してしまった費用や労力や時間がもったいなく感じて客観的に見れば絶対すぐにやめた方がいいのにそのままにしてしまう心理効果です。
撤退するのか続けるのか?
撤退するのか続けるのか迷った時には何事でもそうですが「バランス」を考えるようにしましょう。
バランスとは具体的には
・このまま続けて成功をおさめた場合に今まで使った費用(サンクコスト)を回収してさらに利益を出せるのか?
・その利益はどれくらいのものなのか?
・成功したとしても使った費用を軽減させるくらいの効果しかないのか?
・成功できる可能性と失敗する可能性はどれくらいなのか?
などの点を客観的に冷静に判断してもう勝てる見込みが少ないと判断される場合には迷わず撤退するように心に決めておきましょう。
そうしないとサンクコスト効果によって続けることにより甚大な損害を出す結果となるでしょう。
埋没費用効果(サンクコスト効果)の例
・株式投資で株価が急落していってるのに今までつぎ込んだお金や労力がもったいなくて損切りできない
・長い時間の営業をかけられて費やした時間がもったいないし契約すればすぐ終わるしこの人たくさん説明してくれてるから悪いからと理由をたくさん見つけてついには契約してしまう
・アウトレットやセールに行って長い時間と労力を費やしてやっと来たので特に欲しいものはないけど無理やり買い物をしてしまう
・保険を見直して保証内容がダブっている物を見つけたが今まで払った保険料が返ってこないし解約するのがめんどくさいからそのままにしてしまう
参考図書
まとめ
サンクコスト効果(埋没費用効果)という物を知っているだけで「あ、これ今やめるともったいないけど今やめないとさらに損失が増えるだけだ」という思考で考える事ができるようになり、結果的に損失を最小に抑える事ができるようになります。