今回は車の必要性についてのお話をします。
目次
結論:お金を貯めたいのであれば車を所持しない事を考えよう
結論から言いますとお金を貯めたいのであれば「車を所持しない」という選択肢を考えようということです。
車を所持しないことはトップレベルで支出を下げる行為になります。詳しく見てみましょう。
車の本当にかかる費用は購入費ではなく維持費
車の本当にかかる費用は購入費用ではなくて維持費です!!
もし購入しただけであとは何も費用がかからないとすれば(買うお金があれば)車を買うのに何も躊躇する必要がありません。
しかし実際には「維持費」という毎月の固定費がかかるのです。
車の金額だけを見て「あ、買えるじゃん」と思ってはいけません。後で大変なことになって手放すことになります。
以下に車の維持費をあげていきます。
駐車場代
首都圏ですと月3万円はざらで都内ですと4万円を超えるところもあります。
しかし家に駐車場がついている場合はこの費用はかかりません。
任意保険料
任意保険は必ず入らなくてはいけません。入らないでもしもの事があった時に人生が終わってしまいます。
保険料は年齢にもよるのでまちまちですが大体年間4万円~9万円くらいです。20才前後ですと10万円を越す場合もあります。
自動車税
自動車税は毎年かかり、排気量によって変わりますが一般的な車(2000cc以下)の場合だいたい3万円~4万円くらいです。排気量2000ccを超えてくるとさらに段階的に高くなります。
さらに製造から13年を超えた車の場合15%の重課税が加算されます。
車検代
2年に1回車検があります。これもピンキリですが部品交換がなければ大体5~7万円はかかります。
これに自賠責保険が2万円ほど加算されます。
ガソリン代
これも燃費や使った量にもよりますがガソリン代1リットル150円、燃費がリッター10キロ、年間5000キロ走るとすると年間75000円かかります。
修理費
車が壊れた場合には修理費用がかかります。これもピンキリなので一概に言えませんが何十万単位で必要になる場合もあります。
保険の話になりますが車両保険をつけていてもその時の車の「時価」で算出されるため全額は出ません。
買い替え費用
車は古くなったり修理が必要になった場合は買い替えを検討すると思います。(携帯電話と一緒ですね)
車の維持費まとめ
駐車場代を月3万、任意保険が年5万で約月4000円、自動車税が年4万円で約月3500円、車検代+自賠責で2年で9万とすると月3500円、ガソリン代年75000円として月6000円
まとめると月換算で47000円くらいかかります。年換算するとなんと56万4000円!!
車は持っているだけでこれだけの費用が毎月出ていくのです。
持っているとあなたからお金を奪っていく物の事を「負債」といいます。
なので車は分類でいうと「負債」に値するのです。
車は贅沢品なのです。
車を維持しない選択も考えよう!
車は一般的には4大固定費と言われており、以上のように車を維持しているだけで年間数十万円もかかるので逆に車を手放してしまえばこれだけのお金が浮くということです。
支出を減らすというのはお金をためる上で一番効果的なのでもしお金を貯めたいのであれば車を手放し、維持しないでも車を使えるサービスを検討しましょう。
維持しないで車を使えるサービス
レンタカー
普段は車に乗らずに連休に旅行や帰省のみで車を使う場合はレンタカーが便利です。
だいたい1日1万円以下で借りられるでしょう。
カーシェア
普段たまに車が必要な場合はカーシェアに登録しておくと便利です。
車を使いたい時に数分前でもスマホから簡単に予約して使うことができます。
費用は15分250円程度でしょう。
最大手ですとTimes Car Shareでいたるところに設置されているので便利です。
カーリース
個人事業主や会社の場合ですとカーリースを契約する場合があります。
リース料は全額経費にできますので税金面で有利です。
税金や車検、自賠責なども月数で割られて月額でかかります。
駐車場代やガソリン代は自分で払い、任意保険も自分で入り、車検はリース会社指定工場で受けます。
Kinto
最近CMでみるようになった車のサブスクKintoというサービスですが音楽のサブスクと違い、毎月定額で好きな車乗り放題・・・というわけではないです。
好きな車(新車)を契約して毎月定額で3年ごとに乗り換えられるサービスです。
正直リースと何が違うのかがわからないと思うのですが、リースとの違いは
・任意保険料も月額費用に組み込まれる
・3年ごとに新車に乗り換えるか返却かを選べる
・新車のみ
・3年間の走行距離上限が決められている(54000km)
が挙げられます。任意保険が月額費用に組み込まれるので等級が上がっていきません。
個人事業や会社の場合月額費用が経費となるのはリースと同じです。
Kintoの場合は1回目の車検前に乗り換えるので月額料金に「車検代」がかかりません。
駐車場代、ガソリン代を自分で払うのはリースと同じです。
どうしても車が必要な場合は軽自動車も検討
そうは言っても「車は絶対に所持する必要がある」という方は軽自動車を検討しましょう。
税金の面で圧倒的に安いです。日常の足であれば軽自動車で十分だと思います。
しかし軽自動車には
・ほぼ4人乗り(5人乗れない)
・ラゲッジスペースが極狭(後部座席を倒せばある程度は積めるが2人乗りになる、ジムニーなどの見た目は積めそうな車でもラゲッジスペースは極狭です。)
といったデメリットがあるので家族が多い方や、赤ちゃんが1人だけいる家族でもベビーシートを後部座席につけるとベビーカーがラゲッジスペースに入らなかったりするので軽自動車では無理かと思います。
そういった場合にはできるだけ税金の安い排気量の少ないコンパクトカーなどを検討しましょう。
普通車になるだけでコンパクトカーといってもかなりラゲッジスペースが広くなります!
税金の高さは排気量によって決まるので排気量は要チェックです。
月にどれくらい車を使うかを考えてみよう
そもそも月にどれくらい車を使用するのかを考えてみましょう。
・休みに遊びにいったり買い物に行ったりするときのみ
このパターンが一番車を手放すことが考えられます。休みの日のみ使うのであればカーシェアで十分です。
・通勤に使っていたり毎日の買い物など日常の足として使っている
毎日使うのであればやはり車は所持しないといけないかもしれません。
仕事で使うのであれば「快適さ」や「高級感」などに投資するに値するかもしれません。
しかし毎日の買い物程度であれば乗せる人が少ないのであれば軽自動車を検討する価値は十分にあると思います。それほど軽自動車は税金が安いのです!
・趣味で暇さえあれば走っている
維持費のことなど全て理解した上で「車が好き」、「運転が好き」、「どうしてもこの車を所持したい」などがあり、趣味として車と関わっているのであれば何の問題もありません!!
まとめ:全体を理解した上でのバランスで考える
何事にも言える事ですがすべて考慮した上でバランスを考えて考えましょう。
車の費用のことがわかった上でそれでも必要であれば購入するようにし、
購入するにしても軽自動車を考慮するようにしましょう。
車が所持するほどでもないのであれば必要時に車を使えるサービスがあるのでそれをうまく活用しましょう!